不妊治療と不育症~39歳回想録~

アラフォーが、不妊治療と不育症に向き合うために作成した日記。3度の流産、仕事の退職、家族との葛藤など、あっという間に過ぎた1年半を振り返ります。そして、現在進行形の不育症の検査のこと、これからの生き方などを徒然に綴っていきます。

「胚移植の尿溜め(尿だめ)」CMポートクリニック~不妊治療回想録~

CMポートクリニックでは、体外受精での胚移植の際に「尿溜め(尿だめ)」があります。

今月は移植周期でしたが、4回目にして、大失敗。
直前に、かなり不自然な動きをしていたら、看護師の方が、
「ちょっとだけトイレで出されますか?あまり我慢し過ぎても良くないので。」
と声をかけて下さいました。
ところが、少しだけ出すなんてしたことがなかったので、かなりの量が・・・。
結果、エコーで尿が足りないと説明され、また水を飲み、安静室で待つことになりました。

その時、改めて、下記のことを教えて下さいました。

◆尿溜め(尿だめ)の意味

・膀胱の裏にある子宮を、エコーで見やすくする。
(お腹の上から超音波を当てて、子宮内の移植位置を探ります。超音波は液体を通すことできれいに映像を映し出すそうです。)
・膀胱が子宮を押すことで、子宮底盤を起こし、カテーテルを真っ直ぐ入れやすくする。
(子宮は前屈しているので、膀胱が風船のように膨らんでいると、それが子宮を倒して、入口からまっすぐの道となってくれる。)
→他のクリニックでは無い場合もあるようですが、CMポートクリニックでは大切なポイントとのこと。


折角なので、これまでの「尿溜め」回想してみます。

◆尿溜め振り返り

~看護師さんから言われたこと~

・最低でも、1時間前位から、水分500ml程度を摂取
 その前も、普段より水分を多くとる
・1時間前からトイレに行かない
→あくまで、目安だそうです。

~1回目~

・量:緑茶1500ml/3時間 程度
→初回なので、加減がわからず、もうぱんぱんに。沢山溜まるようにと、緑茶を選択した為、利尿作用が働きすぎて大変でした。
・結果:
→処置中は、エコー器具で、お腹が平べったくなるように、思いっきり押されます。
 その圧力に、膀胱が負けそうになります。頭は真っ白。力み過ぎて「もっと力抜いてください!」と何度も言われ、涙がでそうでした。
 通常、処置後は、5分間、施術台で寝たまま安静にするのですが、我慢できずトイレに駆け込みました。

~2回目~

・量:水500ml/1時間 その後、緑茶500ml×1/1時間 程度
・結果:
→前回はお茶が多すぎて失敗したのかと思い、水を多めに。
→歩いて通院しておりますが、到着までに我慢できず。徒歩で30分位ですが、途中でトイレに2回も…。
 普段、このペースでは飲まないので、身体が限界。急いで、コンビニで「緑茶」を購入し、半分一気に飲みながら、クリニックへ向かいました。
→急激に飲んだせいか、施術台に乗るころ(摂取後30分位)、激しい尿意。その後は、1回目同様。
 辛うじて、最後の5分間の安静時間はクリアしましたが、先生や培養士さんのお話などは上の空。
 聞きたいこともありましたが、質問するゆとりはありませんでした。

~3回目~

・量:水1000ml/2時間 程度
→緑茶のカフェイン原因かと思い、水のみに。量も減らしました。
 ですが、結局クリニック到着してから、我慢できずトイレへ行くことになりました。
 その為、施術前、エコーで見ると尿が溜まっていないので、安静室で待つことに・・・。
→1、2回目ほどの尿意ではなかったので、施術中に冷静に「今入ってますからね~」なんて、先生の話なども聞けました。
 培養士さんは、5分間の安静中に、その日の「移植胚」の説明をしてくれますが、
 今回は、ゆとりがあったので、写真を見ながら「これは何か?」など、わからなかったこと、気になっていたことなど質問をすることができました。 
 *** ~4回目~
・量:水1000ml/2時間 程度
・あえて、30分前にトイレ
→水分を摂っていれば、尿が早く溜まる傾向がわかったので、前回のトイレ→処置台に乗るまでの時間を目安に行ってみました。
結果:
→冒頭の失敗へ。結局、私にとっては、それでも水分が多かったようです。
 もしかすると、1回目のような状態になるかもしれませんが、直前トイレを我慢したら、ちょうどよい量だったかもしれません。
→トイレで「ちょっとだけ出す」のは、難しい。残尿感もあって、その後、すぐ尿意を感じてしまい、渡されたPHSでナースコール。
 結果、何度もエコーで尿が溜まっているかを確認→待機を繰り返すことになり、看護師さんのお手数をかけすぎて恐縮しきりでした。

◆4回の感想

 結局、回を重ねるごとに、下手になっていった気がします。
エコーをしながら、思いっきりお腹を押されるときに感じる尿意が怖くて、だんだん臆病になってしまったからかもしれません。
本当に出てしまいそうで・・・。
4回目は、「初めてでしたっけ?」なんて聞かれる始末で、次に、クリニックに行くのがちょっと恥ずかしいです。。。

水分摂取量とトイレのタイミングは、個人差があるんだなと実感しました。
他の方のブログやクリニックの情報も沢山拝見しましたが、一般的な量より控える必要があったことに気が付きました。
というのも、私は、1~2時間にトイレに行く位頻尿だったので、普段の生活では、
・なるべく一気に飲まない
・カフェインは控える
という生活をしてたので、何倍もの水分量に、身体がついていけなかったようです。
(実は、シュミレーションもしていたんですが、やはり、当日とは緊張感?違うので、意味がありませんでした。)
結局、自分は、
・500~800㎜位の水を、2時間位かけて小刻みにのむ
・移植15分位前にトイレに行く
位でよかったのだと。

◆わかったこと

・水分を、直前に一気飲みすると、その後一気に強烈な尿意に襲われる。
 看護師の方にも少しずつ、長い時間をかけてがよいとアドバイス頂きました。
・強い尿意を感じて、排出した後は、感覚がおかしくなる。
 残尿感もあって、溜まっていなくても、「もう限界!」という錯覚におちいってしまうので、要注意。
・尿をため過ぎても、良くない。力が入りすぎたり、子宮の位置が押されすぎて位置が不適切になってしまう。
・クリニックでは、もし溜まっていなくても、安静室で溜まるまで処置を待ってくれるので、無理をし過ぎない。 

◆余談

Q:「もし、粗相をしてしまったらどうなりますか?」と質問してみました。
A:「今までそのような方はいなかったです。」との回答
  ネットで見たら、尿道カテーテルで対応して下さるところもあるようですが、CMポートクリニックではどうなんでしょうか…。
  居ないと伺って、それ以上、つっこんで聞けませんでした。

以上。
次回は、この反省を活かせますように。